外来種問題 フローレオン星系で“コケウシ”外来化爆発――グリーンバリュー認定揺らぐ
地表型複合生態系が特徴であるフローレオン星系の第七惑星では、近年新たな“外来種問題”が知的体属社会に根本的な惑星倫理の再考を迫っている。起点となったのは、惑星フォレリアから持ち込まれた巨大モスバイソン(現地語で“コケウシ”)である。宇宙間ペット交換協定により導入されたこの大型草食動物は、当初はグリーンバリュー(植生浄化指数)向上の希望とされたが、わずか三周期で生態系バランスの臨界点に達しつつある。
