
ザルノックス星・多腕知性体コミック祭 自律型作画AI締め出し騒動勃発
第七連星ザルノックスの中心都市ボーランで開催された恒例の「多腕知性体コミック祭」で、最新型自律作画AI「フィル=トラス438」の入場を巡る予想外の騒動が発生し、漫画文化と知的芸術の在り方を巡る激論へと発展した。ザルノックス星は触手型知性体ヴァルガン族が主流を占め、同族は6本以上の描画用上肢を生かして独自の立体多次元コミック文化(通称:ヴァルグラフィン)を発展させてきたが、近年は異星由来のAI作画技術が拡大しつつある。