モザイク記憶録

草原

ゾリリアン風鉄道アンサンブル、タルラの草原に甦る“音と香りの季節”

太陽系より14パーセク離れたタルラ星。そこで400回転周期以上の伝統を持つ、ゾリリアン種族の風鉄道旅行季が再来した。シャンブール平原と呼ばれる大草原では、独自の風動車両「オルガトレイン」が、季節ごとに変化する草の香りと音の風景を運び続けている。昨今、この風景は惑星外からの研究者・観光者の間でも圧倒的な注目を集めている。