発酵文化

食特集

シランス星の“だしサミット”:銀河系味覚統合を目指す発酵文化交流会

今宵、サン=シランス連邦中央評議庁にて、1,800種を超える知性体が一堂に集い、食卓を彩る“基本味”の定義を巡る歴史的な会談が開幕した。一見平穏に見える銀河の食文化だが、各惑星の主食や調味手法はまったく異なり、その違いこそが友好と摩擦を生み出していた。今回、特に注目されたのは、近年急速にシランス星域で広まる地球由来の「和食」概念、さらには“だし”と呼ばれる液体調味料である。主催は発酵食文化を500世代にわたり研究する、フローゾル種の学者グリャ=リタ・プルモス博士である。
食と暮らし

ノーリン星発酵家政連盟、地球『餅』に魅了——“生きた調味料交換祭”開幕す

宇宙有数の発酵文明として知られるノーリン星では、今サイクル最大規模の“生きた調味料交換祭”が盛況を迎えている。今年は同盟惑星内外から5000種以上の発酵食品と調味料が集結。特に異星使節団の注目を集めたのは、地球系代表の家政集団ケミコ=ワラ議長が持ち込んだ『餅(もち)』と、日本独自の発酵調味料群であった。発酵文化の異次元コラボレーションはいかなる化学反応を起こすのか。食と暮らしの最前線から、その現場をリポートする。